「イマージョン・プログラム」という現地校の取り組みを聞いたことがありますか? 日本語を含む英語以外の言語を外国語として学ぶのではなく、授業の50%以上を英語以外の言語で学ぶのがイマージョン・プログラム。カリフォルニアで実施されている日本語のイマージョン・プログラムについて、主にロサンゼルス近郊の学校を例として挙げながら解説します。
- Part 1:イマージョン教育って何?
- Part 2:グレンデール学校区の日本語イマージョン・プログラム
- Part 3:卒業生に聞く
- 在米日系校の 「イマージョン」 的取り組み
- 日本語イマージョン・プログラムがある学校リスト(カリフォルニア州)
Part 1:イマージョン教育って何?
発祥はカナダ
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高倉あさ子さん Senior Lecturer Japanese UCLA Asian Language & Cultures E-mail: asakoha@g.ucla.edu |
まず、どのような教育をイマージョン・プログラムと呼ぶのか、その定義について、数多くのイマージョン・プログラムのアドバイザーを務めてきたカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)日本語学科の高倉あさ子さんに解説していただきました。
「イマージョン・プログラムとは、アメリカの場合、1日のうちの少なくとも50%の授業を英語以外の言語で教え、残りの授業を英語で教えるプログラムのことです。言語そのものを外国語として教えるのではなく、算数や理科などの教科を英語以外の言語で教えるということです」。
イマージョン・プログラムは、もともとカナダが発祥の地と言われています。「カナダには英語とフランス語という二つの公用語があることから、両方の言語で学ぶプログラムが充実していました。カナダで盛んなイマージョン・プログラムを、継承語教育とバイリンガル教育を研究していたUCLAのラッセル・キャンベル教授がカリフォルニアにも取り入れたのが1990年代のことでした。最初は、94年にロサンゼルス郊外、カルバーシティーのElMarino Language Schoolに英語とスペイン語、英語と日本語のイマージョン・プログラムを開設しました。日本語が取り上げられたのは、キャンベル教授が教えていた学生に日本人が多かったことが理由だと聞いています」。
さらに、ロサンゼルス近郊のグレンデール統一学区にも、保護者たちの働きかけによって日本語のイマージョン・プログラムがスタートしました。高倉さんは、「グレンデールではもともとロシア語、アルメニア語のイマージョン・プログラムが実施されていたので、日本語もやってみようという流れになったようです」と、すでに他言語でのイマージョン・プログラムの実績があったことが、日本語のイマージョン・プログラム実現の大きな要因になったと説明しています。
世界言語としての日本語
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小学校、中学校、高校のイマージョン・プログラムで学ぶことのメリット、デメリットについて高倉さんに聞きました。「日本語話者ではない家庭の場合、小学校から日本語を習得することで、日本語の理解力、語彙力、発音が非常に自然になります。私が主催している高校生のための日本語スピーチコンテストで感心させられる日本語力の生徒は、聞けばカルバーシティーの(イマージョン・プログラム出身の)高校生だったりします。アメリカの学校でありながら、同時に世界言語としての日本語を自然に習得できる環境が整っているのです。また、日本語を話さない親御さんに対しては、日本語話者の親御さんが協力するなど、保護者同士の交流も活発なところが多いです」。
デメリットについては、「州の標準テストは英語で行われるので、英語で集中して学んでいない分、(テストに向けては)個人の努力や家庭のサポートが求められます。しかし、一方で、大学に進学する際に、英語以外の言語で学習に取り組んだという経験が、大きなことを成し遂げたという実績と評価される可能性もあります」。
また、日本からアメリカに赴任したばかりの家庭の子どもにもイマージョン・プログラムを勧めたいと高倉さんは次のように話しています。「アメリカに来たからと、いきなりお子さんを100%英語の環境に入れるのは、本人に非常に大きな負荷がかかります。親御さんは『英語の環境に入れたら子どもは自然と英語を話すようになる』と期待する傾向がありますが、期間限定の赴任であればなおさら、お子さんを日本語の環境も用意されたイマージョン・プログラムに入れるのも一つの手段だと私は思います」。
イマージョン・プログラムには、その学区に在住している家庭の子どもが優先的に入学できますが、定員に満たない場合は学区外からも申請を受け付けるので、希望のイマージョン・プログラムがあれば、その学区の担当者とEメールなどで連絡を取り合い、状況を把握しておくことが重要です。
Part 2:グレンデール学校区の日本語イマージョン・プログラム
異文化の理解と尊重
![]() 【取材協力】
テイラーあやさん Teacher Specialist Japanese Dual Language Immersion Program Glendale Unified School District Email: ataylor@gusd.net |
次にイマージョン・プログラムの実際の内容を知るために、グレンデール学校区(ロサンゼルス近郊)の日本語イマージョン・プログラムを統括するティーチャースペシャリスト、テイラーあやさんにお話を伺いました。グレンデールには2010年に、日本語イマージョン・プログラムが導入されました。
前出の高倉さんも語っているように、グレンデール学校区内にはロシア系、アルメニア系、また韓国系の在住者が多いことから、それらの言語のイマージョン・プログラムが導入されていました。現在は同学区内の一部の公立小学校で50%:50%イマージョン・プログラムがアルメニア語、韓国語、日本語で実施されており、90%:10%(英語以外の言語による授業が90%、英語による授業が10%)のプログラムがフランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語で実施されています。ちなみに90%:10%のイマージョン・プログラムの場合、キンダーガーテンと1年生時には英語以外の授業が90%、2年生時には80%、3年生時には70%、4年生時には60%、そして5年になった時点で50%:50%の授業になります。
このようなイマージョン・プログラムで学ぶ児童生徒たちには、どのような目標が課されているのでしょうか。テイラーさんは次のように説明しています。「目標は三つあり、学力の向上、2カ国語での会話と読み書きの習得、もう一つが異文化の理解と尊重を学ぶことです」。
異文化の理解と尊重という三つ目の目標に関しては、日本語のイマージョン・プログラムでは、節分やこどもの日といった日本伝統のお祭りについても実践的に学ぶほか、和太鼓の練習も授業に取り入れているということです。現在では、和太鼓の授業は、イマージョンクラス以外の一般の児童生徒にも門戸を開放しています。
カリフォルニア州標準で学ぶ
![]() イマージョン・プログラムの授業風景。
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クラスにおける構成は、半数が日本語をある程度以上話せる者、半数が日本語を話す家庭環境ではない者という割合を目指しています。そのため、子ども自身がどこまで日本語を話せるかを確認するための日本語テストが、プログラムへのオンライン申請後に実施されます。このテストはオンラインではなく、テイラーさんとの対面式で行われます。
そして、イマージョン・プログラム(2カ国語プログラム)での学習方法については次のように説明しています。「全教科を2カ国語で指導します。そして、プログラムのカリキュラムは全てカリフォルニアのコモンコアスタンダード(共通基礎標準)に従っており、分からない内容に関しては翻訳を通じて理解させるのではなく、教師がジェスチャー、パワーポイントなどのツールを駆使して児童生徒の理解を促進します。そして、日本語の授業では日本語のみを使用し、英語の授業では英語のみを使用します。また、日本語と英語の半々の授業なので多くの方が懸念されますが、英語で行われる州の標準テストにおいても、イマージョン・プログラムの生徒は良い成績を残していることが調査により実証されています。また、宿題は英語と日本語の両方で出されます。英語のみの生徒の2倍ではありませんが、1.5倍ほどにはなります。ただ、2年生まではウィークリーパケットとして出されるので、取り組む時間は十分に与えられます」。
全体の流れに乗れる子ども
![]() 赤組、白組に分かれての玉入れ。日本式の運動会も開催。
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また、児童生徒自身がイマージョン・プログラムに挫折しそうになった際、学校でどのようなサポートが受けられるのかについてテイラーさんに聞いてみました。「担任教師が挫折しそうな児童生徒に目を配りながら、カウンセラーとのミーティングを重ね、その本人をどのように救い上げていくかを話し合います。最終的にどうするかを決めるのはあくまで本人とご家族ですが、時にはその困難さの理由が学習障害などと判明することがあります。本人の置かれた状況や心理とも向き合い、個人向けのゴールとアプローチ方法を作成してチームで取り組んでいきます。これはイマージョン・プログラムだからということではなく、カリフォルニア州の公立校に通う児童生徒としての当然の権利です」。
ただ、やはり、イマージョン・プログラムへの向き不向きというものはあると、テイラーさんは次のようにアドバイスしています。「イマージョン教育に向いていると思えるのは、完璧主義ではないお子さんかもしれません。完璧を求めると細かいところが気になってきて、それがストレスに感じられる可能性があります。英語も日本語も第一言語として学ぶので、系統だった説明というよりも自然に流れに乗って習得することになります。あまりにも細かく理論的に知りたがるお子さんや、神経質になり過ぎる傾向があるお子さんの場合には、フレキシブルさが必要になるかもしれません」。
イマージョン・プログラムに興味がある保護者は、グレンデール学校区をはじめとする各地の同プログラムを擁する学校や学校区に事前に問い合わせをすることをお勧めします。
グレンデール学校区 イマージョン・プログラムのゴール
☑ 目標A:学力向上
☑ 目標B:2カ国語での会話と読み書き
☑ 目標C:異文化の理
※資料提供:テイラーあやさん
イマージョン・プログラムに適する児童の性質
☑ 新しいことに興味がある、失敗を恐れない
☑ 視聴覚で覚えることが得意
☑ 集中力が高い
☑ 学ぶことに関心が高い
☑ 英語、日本語どちらかの語学力が高い
※資料提供:テイラーあやさん
2024年度のグレンデール学校区
イマージョン・プログラムの入学手続き(参考)
2023年11月1日〜2024年1月31日
グレンデール学校区のホームページでオンライン申請
↓
2024年2月13日
申請状況と資格がメールで送付
↓
2024年2月14日
抽選
※資料提供:テイラーあやさん
イマージョン・プログラム入学の優先順位
※Verdugo Woodlands Elementary Schoolの場合
①来年度、学校に兄弟が在籍、学校区内に在住されている方
②来年度、学校に兄弟が在籍、学校区外に在住されている方
③小学校(Verdugo Woodlands Elementary School)の地区に在住されている方
④学校区内に在住されている方
⑤学校区外に在住されている方
※資料提供:テイラーあやさん
Part 3:卒業生に聞く
![]() 「子どもをイマージョン・プログラムに入れて本当に良かった」と語る松田あずささん(左)と現在は大学生の工藤ゆずなさん。
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実際にグレンデール 統 一学区のイマージョン・プログラムの卒業生とその保護者に、イマージョン教育を選択して良かったことやイマージョンを検討中の方へのアドバイスを聞きました。
Verdugo Woodlands Elementary School, Wilson
Middle School(Glendale Unified School District)卒業
「日本人として、日本文化を日本語で楽しめるということが誇りや魅力」
「バイカルチャーに育てるには、非常に有効なプログラムだと感謝」
イマージョン・プログラムで学んでよかった点を教えてください。
ゆずなさん:
私がグレンデールのイマージョン・プログラムがあるVerdugo Woodlands Elementary Schoolに入学したのは、親の希望でした。今、振り返ると、イマージョン教育で学んだことは私にとっては楽しい思い出です。キンダーガーテンからミドルスクールを卒業するまで、クラスメイトの顔ぶれはほぼ同じ、私にとってクラスメイト全員が幼馴染のような存在なのです。私は家で親と日本語をしゃべっていたので、日本語と英語で学ぶ勉強を特に大変だとか難しいとか思ったことはありません。家庭が日本語環境でない人に比べたら簡単だったと思います。一方で、家庭で日本語を話さない場合は、やはり日本語での勉強についていくのに苦労している人もいて、中学を卒業するまでにだんだん人数が減っていきました。
あずささん:
娘がキンダーに入った時は、イマージョン・プログラムは30人程度のクラスが二つありました。その時点では、両親共に日本人の児童が%、親のどちらかが日本人という児童が25%、それ以外は全く日本語を話さない家庭の子どもたちでした。
イマージョンで大変だったり難しいと思ったりしたことはないということですが、デメリットはありませんでしたか?
ゆずなさん:
クラスの友達とは本当に幼馴染のように仲が良かったのですが、逆に他のクラスと交流がないので私たちだけ違う存在のように感じていたことがデメリットと言えるかもしれません。それで、私は新しい友達にも出会いたいと思い、高校はイマージョン・プログラムには進まずに、普通のコースにしました。
もっと早く普通のコースに移ることもできましたが、やはり日本人として、日本文化を日本語で楽しめるということが誇りや魅力でもあったし、クラスメイトには私と同じように日本の文化に興味がある人が多かったので、学校に行って漫画や J-POPの話をするのが毎日楽しかったんです。それで、中学卒業までは日本語のプログラムを選択しました。
大学生になった今も、日本語の勉強は続けているのですか?
![]() 日本の伝統文化、太鼓の練習にも取り組んだ。(写真提供:工藤ゆずなさん)
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ゆずなさん:
私は今UCLAの学生です。3年生か4年生になったらグレンデールの日本語イマージョン・プログラムの開設に携わった先生がUCLAで教えているそうなので、その先生のクラスを取りたいと思っています。また、UCLAには日本人と日本語にフォーカスしたサークルがいくつかあるので、そこに所属して日本語を使う機会を増やしたいです。
将来の夢は環境関係の弁護士になることです。環境問題はグローバルなので、習得した外国語は日本語に限らず何語でも役立つはずです。
これからイマージョン・プログラムに進むかもしれない人たちにアドバイスしていただけますか?
![]() 小学校の時から幼馴染のように育つイマージョ
ン・プログラムの児童生徒。(写真提供:工藤ゆずなさん) |
ゆずなさん:
言語を勉強と捉えるのではなく、自分の好きなものと結び付けて楽しんで学ぶと良いと思います。たとえば私は一時期、ゲーム実況にはまっていたのですが、日本語の実況を聞きながら毎日新しい単語を習得していました。
あずささん:
私の場合、仕事が忙しく、娘を土曜日の補習校に連れて行くことができなかったので、公立校で日本語を教えてくれるというシステムに本当に助けられました。日本人の子どもがアメリカで生きていく上で、もちろんアメリカの文化も知りつつ、日本の文化も習得できてバイカルチャーに育てるには非常に有効なプログラムだと感謝しています。ただ、日本語を使いながらカリフォルニア州のカリキュラムを学ぶので、日本の小学校というわけではありません。そのような点について、入学を決める前に親御さんがしっかり把握しておくことをお勧めします。
在米日系校の 「イマージョン」 的取り組み
アメリカにある日系の学校でも、「イマージョン」または「イマージョン的」な取り組みが行われています。東海岸の慶應義塾ニューヨーク学院の山本主事と、西海岸の西大和学園カリフォルニア校平日校の小倉校長に、それぞれの学校で行われているプログラムの内容や実績、課題について伺いました。
慶應義塾ニューヨーク学院(Keio Academy of New York)
「英語での授業は全体の8割」
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貴校で実施されているイマージョン的教育について教えてください。
本学院に入学する生徒のバックグラウンドはさまざまで、実は私も本学院の卒業生です。私のように中学までアメリカの現地校に在籍した後に入学してくる生徒、日本をはじめとして米国外のインターナショナルスクールからの生徒、各国の日本人学校および日本の私立校や公立校からの生徒など、実に多様性に富んでいます。
英語圏で育った生徒の中には、入学時に日本語の読み書きが苦手な生徒もいます。英語の方が得意な生徒には、慶應義塾大学に進学しても通用する日本語力を習得できるように指導しています。一方で、日本語の方が得意な生徒には、入学時の英語力の基準として英検2級レベルを目安とし、卒業時には準1級または1級レベルになるよう指導しています。
指導するのはアメリカ人をはじめとする、多様なバックグラウンドの教師陣です。本学院では、日本語(国語)と日本史以外の授業は全て英語で行っています。英語での授業は全体の8割です。
生徒は授業以外の日常生活では日本語を話す機会も多くあるので、12年生で卒業するまでの3年、または4年の間に日英両語を身に付けるため、英語教育に重きを置いたカリキュラムにしています。卒業生は、原則として学院長の推薦により慶應義塾大学に進学しますが、最近ではコロンビア大学に進学した生徒もいます。
現在の課題と今後の展開についてお聞かせください。
語学とは、一朝一夕で結果が出るものではありません。また、それぞれの生徒によって、エンジンがかかる時期も異なります。小学校で行うイマージョン・プログラムであれば、子どもたちも勢いで両言語に順応できる可能性が高いとも考えられます。しかし、本学院生徒のような高校生ともなると、それぞれの興味や関心が明確に分かれているために、多種多様かつ細やかな指導が必要です。
その点を踏まえて、今後は日本にある慶應義塾一貫教育校の高校4校と本学院との交流を促進するプログラムについても実現させたいと考えています。
また、本学院の教育理念である「日英バイリンガル、日米慶應のトライカルチャーの精神」に基づいた教育をより多角的に実践していきたいと思っています。
西大和学園カリフォルニア校平日校(Nishiyamato Academy of California, Weekday School)
「日本語が強いバイリンガルリーダーに」
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貴校のイマージョン的教育について教えてください。
言語学な観点から言うと、当校の教育は「イマージョン」から外れており、カリフォルニア州で定義されている英語5に対して外国語5という割合ではなく、当校の場合、英語が3で日本語が7です。
当校の「イマージョン的な取り組み」は、駐在員の家庭のお子さんが日本に帰国する際に、「バイリンガルである」と同時に「バイカルチャーである」ことを目標とするもので、いわばバイリンガル校だと認識しています。
特に3年から5年の期間で日本に戻る家庭が多いため、いかに短い期間でバイリンガルに育成するかが課題です。効果的に習得してもらうために、英語力には個人差があるため、英語をレベル別に分けて教える教科と、レベルを分けずに教える教科の2種類を設けています。それは少人数制の私立校であるからこそできることだと自負しています。
また、10のうち3を占める英語で教えているのは、音楽、図工、家庭科、English(Reading, Writing)とより実践的な科目で、こちらはレベルを分けずに学習しています。それ以外に小中を通じて英語と、ELD(English Language Development)はレベル別に学習しています。また、「English Half Day」を設けて、ある日の午後は英語のみの授業にすることもあります。中学になると、帰国準備に磨きをかけます。英検指導にも1年生から力を入れており、英検は5、6年生までに2級に、7年と8年で準1級に合格するように照準を合わせています。
現在の課題と今度の展開についてお聞かせください。
キャンパス内での学習にとどまらず、学外に出て日本の強みを地域の人々と考える「恊働学習」を、今後も幅広くカリキュラムに取り入れていきます。たとえば、3年生では日本食マーケットの前で「日本のお菓子で好きなものは何か」「何が魅力なのか」をアメリカ人顧客にインタビューし、それをポスターという形で結果を発表するという文科省研究授業を行いました。今後もコミュニティーとの恊働をより発展させながら、「英語力を身に付けた上で、日本語が強い、バイリンガルなリーダー」の育成を続けていきます。学校としての今後の課題は、それらを評価する指針をしっかりと確立していくことだと考えています。
日本語イマージョン・プログラムがある学校リスト(カリフォルニア州)
カリフォルニアで日本語のイマージョン・プログラムを実施する学校の一例です。
Amestoy Elementary School
1048 West 149th St., Gardena, CA 90247
☎ 310-327-5592
https://amestoyes.lausd.org/
Nora Sterry Elementary School
1730 Corinth Ave., Los Angeles, CA 90025
☎ 310-473-2172
https://norasterryes.lausd.org/
El Marino Language School
(public, grades K-5, partial-immersion)
11450 Port Rd., Culver City, CA 90230
☎ 310-572-9420
https://elmarino.ccusd.org/
Culver City Middle School
(public, grades 6-8, partial-immersion)
4601 Elenda St., Culver City, CA 90230
☎ 310-842-4200
https://ccms.ccusd.org/
Culver City High School
(public, grades 9-12, partial-immersion)
4401 Elenda St., Culver City, CA 90230
☎ 310-842-4200
https://cchs.ccusd.org/
Verdugo Woodlands Elementary School
(partial immersion)
1751 N. Verdugo Rd., Glendale, CA 91208
☎ 818-241-2433
https://verdugowoodlands.gusd.net/
Dunsmore Elementary School
(partial immersion)
4717 Dunsmore Ave., La Crescenta, CA 91214
☎ 818-241-2433 ext.1209
https://dunsmore.gusd.net/
Springbridge International School
(partial immersion: 60% Japanese, 40% English)
771 Waldo Rd., Campbell, CA 95008
☎ 408-370-7600
https://springbridgeschool.com/
Woodrow Wilson Middle School
1221 Monterey Rd., Glendale, CA 91206
☎ 818-244-8145
https://wilson.gusd.net/
American International Montessori School
・Infant Community (18 months-36 months) Full Immersion
・Preschool/Kindergarten (3-6 years) Full Immersion
・Elementary (1st-6th grade) Full Immersion (80%)
3339 Martin Luther King Jr. Way, Berkeley, CA 94703
☎ 510-868-1815
https://www.aimmontessori.com/
※カリフォルニア以外の州の学校も下記リンクから検索できます。
https://www.jflalc.org/jle-parents-immersion
